会員の皆様
IGIJシンポジウム開催のご案内を申し上げます。
梅雨明けの声は気分的にジメジメ感を和らげてくれました。それでも異常気象が常態となりつつあります。
どうぞ一層のご自愛をなさってください。
地球は長い長い時間をかけて自然界を変化させ、変化に順応できた生物が今日生存しています。
道具を使う人類は、人類同士の生き残りをかけた戦いでその道具を兵器として殺戮破壊の極を目指し今日に至っています。
このままでは、遠からず人類が人類自身、自らを絶滅危惧種に追い込んでいくことでしょう。
・・・戦争という愚かな行為をやめる知恵を身につけない限り・・・。
自然界の食物連鎖では長い時間をかけ、或いは特異な自然界の現象発生によって種が消滅することがあります。
それは自然の摂理ですから抗(あらが)って自然界の流れを止めることはできません。
しかし人類は、生存をかけて、実に愚かなことに後先無く、他の種の迷惑顧みず抗い続けてきました。
しかも人類の身内同士で殺戮、破壊である戦争を増幅させる歴史を積んできました。
愚かなことに人類はその戦争の断ち方、止め方を知りませんでした。
戦争が最も激しく盛んであった、しかも戦争が政治の手段とされた戦争の世紀では相手を叩きのめし滅びに至るまでが戦争の本質とさえされていました。
・・・今日、いまなおそうです。
その生き様だけは本能のままに生きる獣(けだもの)と同じです。
相手の息の根を止めるか、相手がしっぽを巻いて退散するかしないとその命がけの戦いは終わりません。
前置きが長くなりました。
私たちは改めて「終戦」について考える時代に生きているようです。
IGIJ(国際地政学研究所)は次により「終戦」について示唆を探る機会を設けましたのでご案内申し上げます。
議論のベースとなるご講演は前防衛研究所戦史研究センター長石津朋之先生の「終戦論」です。
ディスカッサントは朝日新聞論説委員の小村田義之先生、と私ども栁澤協二理事長です。
小規模のシンポジウムですがご聴講をお待ちしております。
日時:今週末7月29日(土)1300時開始・1630終了
会場:アルカデイア市ヶ谷(私学会館)7階JR市ヶ谷駅から靖国方向左歩道徒歩5分圏
聴講料:一般1000円・会員/学生(ご申告ください)・10回超(WS/講座)ご聴講の皆様500円
ご出欠:ご出席のご連絡を当日29日午前10時まで(メール<hayashi@igij.org> or 電話090-2308-7579)頂戴できれば有り難く存じます。
IGIJ 事務局 林 拝