皆様
関東も梅雨入りになりました!今は気象の異常が通常になりつつあります。ご自愛重ねられますよう祈念申し上げます。
6月のワークショップをご案内申し上げます。
今回は、岡芳輝先生(ウイーン大学博士)をお迎えしてテーマは「ヨーロッパ事情について」お話を伺います。併せて理事長との対談を予定しております。多くの方の聴講お待ちしております。
日時:2019年6月20日(木)1800-2030
場所:アルカディア市ヶ谷(私学会館7階)
JR市ヶ谷駅から靖国方向、徒歩5分です。
聴講料:一般―1000円/会員・学生―500円
ご連絡:携帯(090-2308-7579)、またはメール(hayashi@igij.org)
6月20日当日の1500時までにお願いします。
追記:産経新聞からの記事を頂戴致しましたのでご紹介致します。
【産経抄】3月26日
2018.3.26 05:03
かつて、日本には縄文時代以前の旧石器時代は存在しないとされてきた。その定説を覆したのが、独学で考古学を学んだ故相沢忠洋(ただひろ)である。納豆の行商をしながら、旧石器時代の群馬県・岩宿遺跡を発見した。
東海学園女子短大名誉教授の尾関清子さんは、その名を冠した「相沢忠洋賞」を平成8年に受賞している。尾関さんもまた、縄文布の研究家として、独自の道のりを歩んできた。もともと手芸の講師として短大に採用された。
女学校を卒業後、生計を立てるために作っていた人形の出来栄えが、関係者の目に留まった。生活文化史を手がけるようになり、縄文時代のくしや土偶を調べていくうちに出合ったのが、日本最古の布とされる「編布(あんぎん)」である。
相沢は当初発見した石器を考古学者に持ち込んでも、誰も相手にしてくれなかったという。家政科が専門の尾関さんも、考古学の門外漢扱いされる経験を繰り返した。くやしさを研究のエネルギーに変え、全国各地の遺跡から出土した布を分析し、編布を再現してきた。
縄文人はどんな服を着ていたのか。食と住に比べて解明が進んでいない、大きな謎に挑み続けている。そんな尾関さんが、立命館大学で文学博士の学位を授与された。88歳での博士号取得は、国内最高齢である。米寿の博士の研究意欲は、まったく衰えていない。