3月1日 第3回ワークショップの紹介

3月です。梅の花が散り、沈丁花、雪柳、馬酔木が咲き始め、サクラを待つ季節となりました。皆様におかれましてはご清祥にてお過ごしのことと拝察申し上げます。日頃の私どもNPO国際地政学研究所へのご高配に感謝申し上げます。

さて、3月のワークショップは脅威の具体的な様相について、改めて考えてみようと下記のとおり企画いたしました。
今回のテーマは、「安全保障―危惧される最悪の危機管理事態について―」です。
安全保障に関わる空虚な国会議論への失望感は、シビリアンコントロールへの不安を煽ります。
2.26事件は青年将校の国策への不満が爆発したものでした。青年将校に担ぎ上げられた高級将校が逃げ出して知らん顔するという体たらくもありました。ヒットラーのミュンヘン一揆も政治への失望からであり、そこからヒットラー独特のドイツ一国主義が進みました。アメリカで起こっている政治に関わる社会現象がとりこしの危惧であればと思います。
最近は国政を与かるはずの政治家に多発している「ブーメラン」という現象が流行です。勉強不足も一因でしょうか。
危機管理、脅威、安全保障という言葉が上滑りで発せられているのではなく、真に考えなければならないのであれば、私ども国民が知るべきことであり、同時に、覚悟しなければならない重大事でもあります。改めて考える機会を設けました。様々なお考えをご提供頂き発信して参りたいと存じます。
ご参加頂きご意見を頂戴できれば有難く存じます。

事務局 林 拝