8月20日の#6ワークショップ「戦後70年のメッセージ」における会員のコメント紹介
せっかくの機会にもかかわらず、中途半端なコメントをしてしまい、反省をしております。
私が述べたかったことは、
① 今回の談話は、誰に向けて、何のために発出したのか?。この点がはっきりしなければ評価のしようがないということ。
② 戦争は、その後の世界に勝者の世界観が支配するという結果を伴うもので、敗者はこの世界観を前提にしなければ、如何なる正当性も主張できないのではないかと思っていること。
③ 中国にしろ、韓国にしろ、政権そのものが、対国内的評価の観点から、日本との融和姿勢を採り難い国がある状況で、これらの国はあえて批判的に対応せざるを得ないと思うので、席上、歴史の共同研究をしてみては?みたいな提言もあったように記憶しておりますが、その成果として一致した認識に至ることはあり得ないことで、これらの国と共同で何かをするといったことには意味がないと思っていること。
④ 国民のレベルで、先の大戦を勉強し、事実に基づいて他の国の人々に大変な苦痛を与えたことについて反省すること、また、そうした苦痛を受けたとする人々に同情の念を表することは重要な事であると考えるが、謝罪については、戦争が国と国の問題である以上、謝罪は国を代表する政府、即ち内閣総理大臣が行えば足りるのではないかと考えていること。それを超えて他の人が行う行為は、その正反対の事を行う人の行為と照らし合わせて、日本国は謝罪しない国という誤解を与えるだけのことになると思っていること。
⑤ 今を生きる国民の責任については、「平和国家」実現のため、その持っている権利を最大限行使することに尽きると思っていること。
だったように思います。
IGIJ会員 K.O.